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DANGEROUS COMPRESSOR
DANGEROUS COMPRESSOR

DANGEROUS MUSIC

DANGEROUS COMPRESSOR

Simple,Transparent,Powerful COMPRESSOR
・プロ品質XLR端子のinput/output
・外部サイドチェイン端子搭載
・見やすいVUメーター
・BASS CUT/SIBILANCE BOOST機能
・超実用的なプリセット
・115V仕様
JAN:4562218724247
・プロ品質XLR端子のinput/output
・外部サイドチェイン端子搭載
・見やすいVUメーター
・BASS CUT/SIBILANCE BOOST機能
・超実用的なプリセット
・115V仕様


「DANGEROUS COMPRESSOR」はシンプルで透明感があり、パワフルなコンプレッサーを目指して作られました。 マスタリング業界のスタンダードとなるべく開発されましたが、Dangerous Musicの他の製品同様、レコーディングやミックスでも欠かすことのできない製品として認められています。 ボーカルをまとめる、スネアをタイトにする、サンプリング・ループを潰す、トラック全体を少し滑らかにするなど、「DANGEROUS COMPRESSOR」は原音そのままに様々な効果を素速く直感的に得ることができます。

機能
プロ品質XLR端子のinput/output
表面積が大きく確実に信号を伝送します。しっかりと装着できない外国製コネクターとは一線を画す品質です。
EXTERNAL SIDECHAIN(外部サイドチェイン)
外部イコライザーを接続し特定の周波数へのコンプレッサーの反応を調整することができます。例えばスネア・ドラムのリングがあまり良くない鳴りをしている場合、リミッターによってさらに悪さが強調されてしまう場合があります。その場合はパラメトリックEQを外部EQとして接続します。問題の音を捕らえるまでブーストする周波数をスイープさせると良いでしょう
VUメーターおよびLEDインジケーター
昔ながらのVUメーターとLEDにより信号を視覚的に確認することができます。
平均レベルの確認にVUメーターを、瞬間的なトランジェントの確認にLEDを使用できます。まるでオーディオ版シャーロック・ホームズの如くスレッショルドを越えた僅かなトランジェントも逃しません。
ゲイン・リダクションの量だけでなく変化の速度を確認することが可能です。
エンゲージ"ボタン
入力と出力を物理的に接続するバイパス・スイッチです。コンプレッション回路ハードウェア的にを完全にバイパスするため正確なA/B比較が可能です。多くの製品はバイパス時も回路内を信号が通過するため音質が劣化してしまいます。これでは正確なA/B比較ができません。「Compressor」は信号が回路を通過しない「ハード・ワイヤー」バイパスを実現しています。
SIDECHAIN
「EXTERNAL SIDECHAIN(外部サイドチェイン)」
前述の外部サイドチェインをアクティブにします。
「SIDECHAIN MONITOR」
サイドチェイン信号をモニタリングできます。
「BASS CUT」
低音域成分への感度を抑えます。(例:コンプレッサーがベースに過敏に反応するのを防ぐことができます。)
「SIBILANCE BOOST(歯擦音ブースト)」
高音域成分への感度を増すことができます。(よりトップ・エンドへの反応が良くなります。)
「VU/COMP」ボタン
このボタンを押すことでVUメーターとゲイン・リダクションを切り替えて表示することができます。
「METER INPUT/OUTPUT(メーター入力/出力)」ボタン
ボタンを押すことで入力レベル(薄い赤)と出力レベル(明るい赤)を切り替えてメーター表示します。
「-6VU」ボタン
メーター表示を-6VU減少させます。
「SMART DYN(スマート・ダイナミクス)」
傾きが2つある(1カ所で折れ曲がった)特性カーブを特徴とするコンプレッション処理です。
「SOFT KNEE(ソフト・ニー)」
VCAをより緩やかにトリガーするソフト・ニー・コンプレッションです。
「MANUAL ATT/REL(マニュアル・アタック/リリース)」
デフォルト設定はオート・アタック/リリース・モードとして動作します。このボタンをオンにするとマニュアル・アタック/リリース・モードに切り替わります。
[STEREOボタン]
「Compressor」はデュアル・モノ・モード(薄く点灯)とステレオ・モード(明るく点灯)に対応しています。デュアル・モノは2系統の完全に独立した処理を行うことができます。例えばキック・とスネアをチャンネルに分けて個別に処理することも可能です。ステレオ・モードはステレオ出力の楽器やステム、2ミックスに使うことができます。
既存のリミッター/コンプレッサーのステレオリンク・スイッチとは全く異なっています。詳細はレビューをご覧ください。
[RETIO]
ステップ式つまみでレシオ値を1.4:1 1.7:1 2:1 3:1 4:1 6.1 20:1から選択します。
[GAIN]
コンプレッションやリミッティングによって失われたレベルを補います。
[THRESHOLD]
ゲイン・リダクションが始まるポイントを設定します。
[ATTACK]
"どれだけ速く"ゲイン・リダクションが開始されるかを設定します。
[RELEASE]
入力レベルがスレッショルド値を下回ってから"どれだけ長く"ゲイン・リダクションを続けるかを定義するパラメーターです。

レビュー
かねてより噂のあった Dangerous MusicのDangerous Compressor がついに発売になりました。完全アナログのトゥルーマスタリング・クォリティのサウンドは既存のどのアウトボード・コンプレッサー/リミッターとも一線を画すものです。



設計は全米の数々のマスタリング・スタジオのカスタムメイド・コンソールの設計で有名なクリス・ムース氏で、その驚異的な設計力から現代の巨匠の一人とされています。これまでは個人的な契約の問題から一般販売可能な新製品の開発に制限がありましたが、ついにその問題がクリアになり、第一弾として Dangerous Compressor が発売されました。
マスタリング・コンソールには、レコーディング・コンソールやミキサーなどと違い非常に高いS/N比や超低歪を要求され、技術的にも大変難易度の高い設計力を必要とします。ビンテージ・レプリカの設計とはレベルの違うものです。 クリス・ムース氏の長年の経験とユニークな着想そして圧倒的な技術力を背景に作られた Dangerous Compressor の特徴を見てみましょう。

まず驚くのがその驚異的なスペックです。どれも完全に本機の価格の一桁上の価格帯の測定器に近いレベルです。この性能だけでも十分驚異的ですが、こういったカタログスペックの優れた機材にありがちな『つまらない音』ではなく、非常に音楽的で素材のクォリティを一切損なう事なくレベルコントロール出来るコンプレッサーとなっています。

バイパスはハードリレーによる完全バイパスですので、原音との聞き比べが容易です。誰もがそのあまりに自然な音に驚くことでしょう。 設定によっては回路を通過してリミッティングしている事にすら気がつかない程です。しかし、実際にはレベル・コントロールされていますので、原音再生の観点からすれば最高のコンプレッサーという事になります。そしてサイドチェインにはもっとも現場で重宝するであろう2つのモードがプリセットされており、外部EQ無しでもこの2つの設定を使うことができます。

ひとつはBASS CUT。これは出力の低音をカットするのではなく、サイドチェインにかかるベース音をカットする機能です。つまりハード・コンプレッションした時でも、余分な低域信号がスレッショルド回路に行く前にカットされるので、実際の出力では適度に低域のパンチが残った状態でコンプレッションされるという機能で、かけると音が痩せるという現象を防ぐ事が出来ます。

もうひとつのシビランス・ブーストはその逆です。ボーカルなどのトラックで、昨今多用されている安価なコンデンサー・マイクの人工的な高域を他の音域に影響与える事なく自然に抑える事が出来るのです。
この二つのプリセット・サイドチェインは非常にユニークかつ強力なツールで、さすが長年マスタリング機材を設計してきただけにそのツボを完全に押さえています。
またスレッショルドではダブルディテクターによるツインカーブのコンプレッション・モード、プログラムを自然にコントロールするソフトニー、そしてアタックとリリースのマニュアル・スイッチがあります。 つまり、このスイッチを押すまではアタックとリリースはオートモードで動作していたのです。このオートモードもあまりにその設定が見事なため、ほとんどの音源はオートで良いのではないかと思える程です。百戦錬磨の超一流のエンジニアによるオートモードの設定は本機のキーポイントの一つと言えるでしょう。

そして、この Dangerous Compressor の目玉機能とも言えるステレオカップリング・スイッチ。これは既存のリミッター/コンプレッサーのステレオリンク・スイッチとは全く異なっています。通常、多くのコンプレッサーはその動作検知回路をモノラルにサミングして左右どちらかのディテクターに送りますが、その際に実は入力と出力にもモノサミングの影響が出てしまっているのです。かなり微妙なのですぐに聴き分けられるものではありませんが、本来あってはいけない現象であり、その結果、僅かながら音が濁ってしまうのです。クリス・ムース氏はそれを大きな問題として扱い、ついに独自のツインディテクターでモノラル動作する回路を設計します。結果、レシオやスレッショルドは完全に片方のチャンネル通りに追従するという事ではなく、あくまで大きなトランジェント・エネルギーが片側のチャンネルを通過した時に全体の音像がフラつくのを防ぐ回路になったといっていいでしょう。各パラメーターはステレオ・スイッチを押していても左右独立で動きます。ただその中心点がどちらか片方に寄らないようになっているという解釈なのです。まさに音楽的な機能です。

最後になりましたが、このゲインリダクション・メーター、これがとても見やすく本来リミッティングのエネルギーをきちんと左右のチャンネルで目視チェックするためにはこのタイプのメーターが一番効率が良いという事が分かりました。 数々の『初』づくしのこの Dangerous Compressor、音色も色付けこそ全くないもののそのコンプレッションの感じがあまりに独特で素晴らしいので色が付かないのに欲しい音になるという大変理想的なアウトボードである事が分かって頂けると思います。

仕様
Frequency Response: +/-0.25dB from 15Hz to 80kHz
Maximum level: > +27dB
Noise floor: < -93dBu band limited from 22Hz-22kHz
THD+N: < 0.005%
IMD: < 0.007%
Crosstalk rejection: > 115dB @1kHz
Input Impedance: 20K Ohms
Output Impedance: 50 Ohms
Replacement Fuses:
Side Chain Filters:
Bass cut is 6dB/octave -3dB at 60Hz. Sibilance boost corner frequency is 1kHz with +2dB at 5kHz shelving
115V仕様