The history of Compex
Q2 Audio社は、Vintage Kingのヘッド・テクニックを担当した経歴を持つTim Mead氏がオーナーを務める米国のメーカーです。同社が扱うF760X-RS及びF765は、1960年代からHelios社やCalrec社などのカスタム・コンソール製作の為に基盤を供給していたAudio Design & Recording社の伝説的なコンプレッサー&リミッター 「Compex」 をルーツとしています。
ADR社のもとで誕生したFETゲインリダクション回路採用ダイオードブリッジ式リミッターであるCompexのサウンドは、Led Zeppelinの楽曲”When the Levee Breaks”に聞くことができます。「究極のドラムサウンド」とも称されるJohn Bonhamのグルーヴの一端は、このAudio Design & RecordingのCompexが担っていました。”When the Levee Breaks”の他にも数多くの楽曲に用いられ1970~80年代のヒット・レコードの立役者となったCompex、この長い歴史と実績に裏付けられた名声を手にしたクラシック・コンプレッサー&リミッターのリイシューをTim Mead氏がQ2 Audio社において実現させました。