宮地楽器神田店HOME > レコーディング機器 > スタッフレビュー > マイクレコーディング最前線!with KENJI NAKAIギター編。
アコギ編
前回のエレキ編に引き続きアコギ編です!
エレキに比べマイクの影響が分かりやすいので参加者の反応も早く、ポンポンとセッションが進んでいきます。ここでスタッフ澤田的に反応してしまったのが、NAKAIさんのマイクのセッテイングの早さです。もう何千回(もしかしたら何万回!?)も行っているであろう、その動きに職人を感じました!大げさに言って『5秒でOK』な感じでした(笑)
MOJAVE
☆ということで、MOJAVE/MA-100からアコギ編スタートです!



★MA-100を試聴


大村: めっちゃいいね。

澤田:もう完成だね。

NAKAI:出来たね。意外と早く結論でた!

大村: いろいろ聴き比べて選んでもらうんじゃなくて、『もう、お前ら兎に角コレ使え!』的な!

澤田:アコギ編が5分で終わった…

大村: エレキもアコギみたいな感じで録れたらいいのに。空気感がどうしても歪んでね。じゃぁ、次はタンバリンかな(笑)

澤田:タンバリニスト呼んでますよ(笑)大村さん、そっちの方が得意でしたよね?

NAKAI:タンバリニスト!?タンバリンの専門家?さあ、冗談はさて置き次どうしようかな。

澤田:では、まずMOJAVEで行きましょうか?

NAKAI:次はMA-101行きましょう!

★MA-101を試聴


NAKAI:いいですねぇ。さっき録ったやつとかと比べてみましょうか?一番最初のMA-100とか。

★MA-100→MA-101を試聴



大村: イントロがMA-100で、オケ中入ったら今録ったMA-101がいいね。

NAKAI:それいいですね!

★-MA100とMA-101のデーターをLRに広げてみました。


大村: アコギの音がかなり聞きやすくなったね!

NAKAI:いい感じだね。さて、次!!

澤田:サクサクやりましょー(笑)

★MA-300を試聴


NAKAI:これはこれでいいですね!

澤田:そうですね。より柔らかくて広い感じがしますね。

★ MA-301を録音

NAKAI:これはさっき録ったMA-300のソリッド・ステート版なんです。最初に録ったMA-100もこれと同じで、MA-100がチューブで、MA-101がソリッド・ステートです。

大村: かなり主張がでてくるね。

澤田:どちらも真空管の方が高域が柔らかいですね。

NAKAI:そうですね。

澤田:録り比べると色んなことがわかるから楽しいね〜。

★MA-301を試聴

大村: これは、結構好みかも。

NAKAI:ちょっとメタリックになるけどね。これはこれでいいですよね。

澤田:うんうん。

NAKAI:でね、例えば、これとこれを左右に広げて・・・

★MA-100とMA-301をのデーターをLRに広げてみました。


大村: 俺、このバンドのライブみたいわぁ。

一同: 爆笑

Royer Labs
☆MOJAVEシリーズに続きまして、前回のエレキ編大人気だったRoyerに続きます。

★R-121を試聴


大村: キラッとした音だよね。

NAKAI:音が太いよね。

澤田:こっちはインスト向きかな。主張がすごい。

NAKAI:多分、これがアクティブに変わると印象が変わると思いますよ。

★R-122を試聴


NAKAI:悪くないね。

大村: 落ち着いた感じ。なるほどねぇーーー。さて、次はやっぱりこれの真空管版でしょ!!

★R-122Vを試聴


大村: グルーヴが出やすいね。

NAKAI:うん!!さっ、次!!

大村: 『アコギでそんなノンないでしょ!』っていうねくらいノッちゃったね!

★SF-2を試聴


NAKAI:SF2は、アコギに非常にいいんですよね。

大村: 伸びやかさもあっていいですね。自然な音だし。

★R-101を試聴


大村: 弾きやすいなぁ。

NAKAI:うん。いいね。今度使ってみよう!

大村: ハートが伝わりやすい感じの音だね。

NAKAI:レンジは上の方とか無いんだけど、表現が伝わる。ありがちなジャリジャリしたのが無くて、美味しいとこだけが残った感じですね。

大村: そうですよね。いいねぇこれ。

Audio-Technica
☆続きまして、Audio-Technicaに参ります。

★AT4047MPを試聴


NAKAI:音はちょっとイギリスっぽいかも。これもいいなぁ。

★AT4081を試聴


NAKAI:なんか鉄っていうよりも、ちょっと木っぽい感じの音がしますよね。

大村: 確かに!

★AT5045を試聴


NAKAI:このマイクはいい。

NAKAI:違いますねぇ。

大村: すげぇ、きらびやかだ!

NAKAI:やっぱこれ、違うなぁ。これで12弦録ってみたいな〜。

澤田:『俺が俺が!』って感じですね。

大村: 高音弦がすごい『ジャラン〜』ってくるかんじ。

NAKAI:"ジャリ"じゃなくてその上だから、12弦かなんか"ジャーン"ってやればいい感じかも知れませんね。

大村: 民族楽器系とか合いそう。

NAKAI:あーいいと思いますよ。

澤田:さて、次はShureです。

Shure
☆続きまして、Shureです。

★KSM353を試聴


★KSM313を試聴


NAKAI:ちょっと固いかなぁ。でも、まぁバリエーションとしては全然ありだと思います。

大村: カントリーっぽい。

NAKAI:そういうことだ〜!合いそうですね。

Royer Labs/SF24V
☆最後にステレオマイクです。

★SF24Vを試聴


NAKAI:これはこれで、広がりが凄くありますよね。

大村: 確かに。

NAKAI:この感じは、モノラルでは表現できないですよね。

セッションを終えて
澤田:お疲れ様でした!ということで、僕が1番最初にお尋ねしたいのが、ギタリストに対するマイクの角度です。ギターに向かって結構鋭角に向いていましたね?

NAKAI:あれは、ビートルズと一緒なんです。

澤田:ビートルズと一緒なんですね!なんか、ギターに対して垂直にマイクを向ける人を多く見かけますが…。

NAKAI:それはお薦めしないですね。アコギの場合はどこから音が出てるのかという所を考えると、つま弾いてるところでもあったり、ボディーの中で反響して膨よかさが出てくるサウンドホールであったり。さらにそれと同時にギターのボディー全体のキャラもあるんですよ。よくブリッジ近くにマイク1本、フィンガーボードーの近くにもう1本置くって言う人もいますけど、個人的にはあまりいい方法だとは思っていません。後、『マイクが近すぎるな』って思うことが結構あります。

澤田:余程のことが無ければ、マイクは1本の方がお薦めということでしょうか?

NAKAI:うん。そうですね、結局弾いてるところが発音ポイントだから、そこからの距離なんですよね。そこを中心点として360°というのではなく、同じ半径の中で180°くらい選択肢があるわけですよ。その中で一番膨よか且つバランスが取れていて、ボディーの音も録れていて、ピッキングのアタックが録れすぎず響きがいいポジションがあそこなんですよ。

澤田:マイクが近すぎるのを結構見かけるという話でしたが、大体の目安でどのくらいの距離くらいを取られますか?先程から見ているとマイクの位置を決めるのが凄く早いので、自分の中で絶対的なポジションがあるんだろうなって。分かりやすく拳2個分とかそんな感じでい言うと、その目安ってどんな感じでしょうか?

NAKAI:マイクは全般的に60cm以上は離して使う様にできてるもんなんですよ。60cmというか、40~60cmくらい離して使うように出来ています。
ところが、ライブだとか、アイソレーションの無い昔の同時録音だとか、他の楽器の被りとの兼ね合いでマイクの位置が普通より近く設置しているフィルムや写真が残っていて、情報が少ない頃にそれを見てそのまま真似してたのが、そのまま基本の様に浸透してしまったという説があります。

例えば、今日はマイクは選択肢がたくさんあったから良かったけど、もし仮に手元に1本しか無かったら、それで"楽器に合わせてマイクの位置とか距離を変えていく。"っていうのが本来のやり方ですよね。今日のレコーディングも全般的には近すぎると思います。ここは少し反射の多い部屋なのであれですが、スタジオみたいにデッドな所だともっと離してもいいと思います。もっと離してもまだ近接効果が出るんですよ。弾き語りとかフルレンジのアコギを録るなら今回くらいの距離でもいいんですけども、オケと一緒にするなら結局削らないといけない箇所も録れてしまうので、後で削らなくてもいいようにするにはもっと離す!もっと離すけど、演奏者の邪魔にならず、且つある程度演奏者にプレッシャーをかけて、あんまり自由に動かれない場所にするんですよ。それが僕の中では一番いい位置だと思います。

澤田:僕の経験上、エンジニアがすごいギターの近くで片耳を塞いでポイントを探して「そんな近くで音を聞いてに決めるんだ!?」ってがあるんですが。

NAKAI:いや、それ僕もやりますよ。でも、さっきの最後のところが重要で。さっきのポジションは僕も同じ様にして決めたポイントの平均なんです。

大村: でも、今日は全然気にならなかったよ。気になる人いるじゃん。こうやってやんないとダメ!みたいな感じで置かれても『弾きにくいなぁ』ってのが。でも、今回の感じだとある程度自由だった。ギタリスト的にマイクが近すぎると、ほんのすこしの位置が変わって聴こえる音が変わっちゃうんだよね。そうすると、置いてあるマイクに対して自分が動いて音を探しちゃうわけよ。で、最終的には、「すごい筋肉がつりそう…」みたいな角度で弾いてたりするんだよね。

澤田:それダメなやつだ。マイクに向かってのこの角度を維持して弾いて下さいっていうタイプね。

NAKAI:フィンガーにしろピッキングにしろ、センシティブにタッチが聴こえると気持ち悪いですよね。普段そんな距離で聴いてないじゃないですか?

一同: 確かに。

澤田:アコギのいい音がなってるところと、プレイヤーの耳の距離とマイクの距離が一緒くらいがいい感じにってことですか?

NAKAI:その辺が、多少被りがあっても、聴いているタイミング近いから非常にナチュラルに聴こえるんです。

大村: だからかな?今回はあんまり変な意識がなくて弾けたんだよね。いや〜、なんだかんだ聴いても最初の1本目が良かったよね。

澤田:MA-100ですね。

NAKAI:今日からこれは、アコギには定番ですね(笑)

澤田:日本だと、ほとんど人がまだMOJAVEの音を聴いたこと無いと思うんで。

NAKAI:まぁ、これで売れるかもね!

大村: 買うでしょ!!いくらくらいするんですか?

澤田:MA-100で10万ちょいですね。

大村: が、先着?

一同: (笑)


NAKAI:ってことは、ソリッド・ステート版のMA-101ってのはそれより2万円くらい安いってことですか?

澤田:そうですね。6万強くらいだったかと。

NAKAI:そんなに安いんだ!!!で、しかもあのマイクカプセル変えられて指向性が変えれるから、色んな使い方が出来るんですよね。

大村: エンジニアとか持ってた方がいいじゃん。

澤田:そうだね、これからは全エンジニア必須マイクですね(笑)

大村: えっ、ってか、日本だとそんなに知られてないの?

澤田:いや、正直あまり…。ブランド自体は結構前からあるんだけどね。

NAKAI:マイクにこだわる人ってなんかね、ヴィンテージばっかりにいって新しいのにいかないイメージがあるんですよね。でも、ヴィンテージだと修理で大変だとか、そもそもの値段が高い とか。しかも、ペアで揃えられないし。僕は基本マイクはステレオで欲しいんですよね、なのでそれが100点満点じゃなくて95点くらいだとすれば、復刻モデルを買うことが多いです。

澤田:皆さん!マイクは2本ずつ買いましょうね〜!もちろんお買い上げは宮地楽器で!

一同: (笑)

澤田:ということで、皆様お疲れ様でした!

一同: お疲れ様でした!
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