Wurlitzer
ウーリッツアー社の歴史は古く、シアターオルガンやジュークボックスの世界ではエレピよりも早くから世界中に知られていたブランドでありましたが、エレピが製作されはじめたのも1930年代にベンジャミン・フランクリン・マイスナーがアップライト・ピアノ用に開発した増幅システムがそのスタートといわれています。
ウーリッツアー社は従来の打弦式のメカニズムを金属製のリードに置き換えて発音させることにも成功し、これが全体を小型化することにもつながり、その後シリーズ化されて行きました。
ウーリッツアーのピアノにはよく見るとロゴプレートに「Electronic Piano」(電子ピアノ)と表記されていますが、これはウーリッツアー社の商標登録名称であり、正確な意味は別として、他社のエレピと差別化を図っていました。
1955年にはすでに第一号モデルのEP−100が発売されていますが、ごく初期のモデルを除いてウーリッツアー社のピアノには一貫してトレモロ・エフェクトが装備されています。
また、ボリューム・ノブとトレモロ・ノブのシンプルなコントロールもこの時期にはすでに確立されていました。
モデルがさらに進化しEP−200となり、これがポピュラーミュージックの世界に現れると、プロミューシャンの要望に応えEP−200Aとバージョン・アップされるとこれが最も露出の多いモデルとなり、全世界にウーリッツアー・ファンを一気に増殖させました。ウーリッツアーは他社と違い、最大でも鍵盤数は64鍵。パーソナル・ユースをメインにしながらもプロを含めた、万人に愛されるサウンドとなり、永遠にファンを魅了しつづけています。



